ロッテにドラフト５位指名された香月一也内野手（１８）が１日、大阪市内のホテルで入団交渉を行い、契約金３０００万円、年俸５００万円で契約した。笑顔はおかわり君こと西武・中村そっくりで、打撃フォームは西武・森にそっくり。高校の先輩２人のような飛躍を目指す。

　大先輩に激似の愛嬌（あいきょう）ある笑顔。「高校に入ったときは、よく似ていると言われました」と香月。大好物は白飯で、母・公子さん（４７）によれば、中学時代は１カ月１０キロの米を消費していたといい、本家に負けず劣らずの“おかわり”だ。

　強打の内野手として期待が大きい香月だが、打撃スタイルは１年先輩の森譲り。昨年までの２年間、「どうやったらあの小さな体で遠くに飛ばせるのか」と技術を盗んできた。高卒１年目から強烈な印象を残した森にあやかり「早く１軍に上がって活躍したい」と意気込んだ。

　１１月には、ヤフオクドームに侍ジャパンの壮行試合を観戦。２年先輩にあたる阪神・藤浪と対面し、激励を受けた。そうそうたる先輩たちから刺激を受け、プロの世界に踏み出す。