３年ぶりに日本一に輝いたソフトバンクの優勝祝賀パレードが２４日、福岡市中心部の明治通りで行われた。沿道には前回２０１１年を上回る３５万人（主催者発表）の観衆が集まった。今季限りで勇退した秋山幸二前監督（５２）は、予定を変更して急きょ先頭のオープンカーに孫正義オーナー（５７）らと同乗。ファンから次々と飛んだ感謝の言葉に「こちらこそ、ありがとうという思い」と感無量の表情を浮かべた。

　澄み渡った青空のように、秋山前監督の表情はすがすがしかった。沿道からの声に穏やかな笑顔で手を振り続けた。

　「秋山監督ー、ありがとう！」「秋山さーん、お疲れさまでした！」。約２・５キロのコースでは最初から最後まで、老若男女問わず感謝の声が飛んだ。

　「ファンのみなさんの熱い応援があって、われわれの力になった。喜んでもらえてよかった。いいパレードだったと思います」

　背番号「８１」が、最高の笑顔でファンに別れを告げた。