松坂ソフトB決定 9年ぶり日本復帰
ソフトバンクがメッツからFAとなった松坂大輔投手(34)と入団合意に達したことが23日、分かった。今季の松坂は開幕をマイナーで迎えながら、メジャーで先発9試合を含む34試合に登板し、3勝3敗1セーブの防御率3・89。今季終了後、親しい関係者に「一番先に声を掛けてくれて、自分を一番高く買ってくれるところにいくのがプロ」と話していた。松坂の日本球界復帰は、西武に在籍していた2006年以来、9年ぶりとなる。
「平成の怪物」と呼ばれた剛腕が日本球界に復帰することになった。FAとなっていた松坂に対し、これまでソフトバンクとDeNAが条件提示を行っていたが、すでにDeNA側には交渉終了の断りを入れており、この日までにソフトバンク入団の意思を固めた。
ソフトバンクは複数年契約、さらに西武時代の背番号「18」も用意するなど最大限の誠意を持って、交渉に当たっていたもようだ。
福岡は倫世夫人の故郷という縁もある。球団では故障歴のある右肘に関しても問題ないと判断したもよう。工藤監督の下、連続日本一を目指す来季に向け、日米通算164勝のビッグネームが加わる。