アスレチックスからＦＡとなった中島裕之内野手（３２）について、西武が阪神との「マネーゲーム」には参戦しない方針であることが２０日、分かった。獲得を目指している中島に対して阪神が条件を上積みして再提示したが、鈴木葉留彦球団本部長は「吉報を待つしかない」と、条件の再提示を行わない方針をあらためて示した。

　西武は４年総額１０億円超えとみられる大型契約を６日に提示済み。あとは中島の決断を待つ。

　一方で、当初年内としていた返答期限を延期する考えも示唆。「小谷野君が入れば（チーム編成上）余裕ができる」とし、前日１９日に入団交渉を行った小谷野の獲得に成功した場合は、年明けまで回答期限を延ばす。