平田21U監督、虎ドラ1横山に期待

 21U(21歳以下)ワールドカップ(11月7日開幕、台湾・台中)に出場する日本代表の国内合宿が10月31日、東京都府中市内で本格的にスタートした。阪神からドラフト1位指名された横山雄哉投手(20)=新日鉄住金鹿島=は、練習初日にブルペン入り。チームを率いる平田勝男監督(55)=阪神=から、先発候補として期待された。

 “お披露目”のピッチングは、十分に合格点だった。捕手を立たせて13球の肩ならしの後、座らせて32球。横山はキレのいい直球に加え、スライダー、カーブ、フォークも制球よく投げ込んだ。

 今大会だけでなく来季からも同じユニホームを着る平田監督は、ブルペンを見ながら「岡島(ソフトバンク)に似てるよね」と、メジャー経験もある左腕の名前を出してうなった。先発陣は実績のある中村勝、上沢(ともに日本ハム)を軸にする方針を明かしつつ「いい直球を投げるし、フォームも安定している。プロのキャンプに行ってもひけを取らないんじゃないか。先発候補に入ってくると思う」と、ドラ1左腕の実力を高く買った。

 前日の集合日に、指揮官にあいさつしたという横山は、先発構想に「与えられた持ち場で仕事ができれば」とキッパリ。「新鮮な感じ」という初体験の日の丸のユニホームで、まずは存在感を示す。

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