仙さん会談で態度軟化…楽天残留前向き

 退任した楽天の星野仙一前監督(67)が29日、仙台市の球団事務所に姿を見せ、安部井チーム統括本部長と会談。球団に対する不満から退団する意向を見せていたが、話し合いが前向きに進んでいることを示唆した。

 「まだ何も決まってない」。多くを語らなくても、そのすがすがしい表情がすべてを物語っていた。関係者によると、まだ最終調整が必要な段階だが、星野前監督の気持ちは残留に固まりつつあるという。

 三木谷オーナーの決断が鈍り、新監督を含む組閣が遅滞したことに怒りを募らせていた前監督は、アドバイザー的な職を用意していた球団の慰留にも「俺は名誉職ならいらない」と拒否する姿勢を示していた。しかし譲歩案も提示されたとみられ、態度は軟化。ようやく決着が見えてきた。

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