駒大13年ぶりV 1位候補・江越が涙

 「東都大学野球、駒大3-1中大」(21日、神宮)

 駒大が中大を下し、01年秋以来26季ぶり27度目のリーグ制覇を、勝ち点5の完全優勝で飾った。ドラフト上位候補の江越大賀外野手(4年・海星)が今季2号ソロで勝利に貢献。エース・今永昇太投手(3年・北筑)が1失点完投で今季7勝目を挙げた。国学院大は亜大に先勝した。

 江越の目が涙にぬれた。大学ラストシーズンでついに訪れた歓喜の瞬間。「頭が真っ白になった」という主砲は、仲間から夢見心地で胴上げされた。

 13年ぶりの優勝に“祝砲”で華を添えた。初回、3番・斎藤の先制2ランの直後、中大・島袋の甘い直球を逆方向へ。右翼席への2者連続弾で、栄冠への道筋をつくった。

 昨春はあと1勝からV逸。秋は一転、入れ替え戦に回った。「去年は甘い考えがあった。今季は優勝が見えてきても、1試合に集中することができた」。私生活から健康管理を徹底し、今季は打率・357、リーグトップの11打点。天国と地獄を味わった1年を、教訓にした。

 9月下旬に他界した祖母に「いい報告ができる」と江越。俊足と強肩に、通算11本塁打の長打力。ドラフトを前に、優勝という勲章も手に入れた。「あとは待つだけ。持っているものは出せたと思う」。復活した名門の主砲は、自信に満ちていた。

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