早大V残った!ドラフト候補中村決勝打

 「東京六大学野球、立大1-2早大」(20日、神宮)

 早大が首位・立大を延長戦の末に破って勝ち点3とし、優勝に望みをつないだ。ドラフト上位候補の中村奨吾内野手(4年・天理)が決勝適時打を放った。8回無失点と好救援した竹内諒投手(2年・松阪)が今季初勝利。慶大は谷田成吾外野手(3年・慶応)と横尾俊建内野手(3年・日大三)のアベック本塁打で勝ち点3。優勝争いに踏みとどまった。

 主将のバットがワセダを救った。同点の延長十一回2死三塁。カクテル光線に照らされた中村の打球が、左前で弾んだ。負ければV逸の一戦で、大仕事をやってのけた。

 現役2位の91安打を誇る好打者が、今春は打率・239。今季も2カード目まで打率1割台と苦しんだが、心は折らずに汗を流してきた。「準備はしっかりしてきたつもり。ここで打てなきゃ仕方ないと思った」。腹をくくって放った殊勲打に「久しぶりの感触。気持ちよかった」と、笑顔がはじけた。

 23日のドラフト会議では、この日登板のなかったエース・有原とともに指名を待つ。「確実に有原は呼ばれる。僕もテレビ中継の中で呼ばれて、足を引っ張らないようにしたい」と、ジョークを飛ばした中村。晴れやかに運命の日を迎える。

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