原監督が約束…来季“脱日替わり打線”

 巨人・原辰徳監督(56)が20日、東京・大手町の読売新聞東京本社を訪れ、渡辺恒雄最高顧問(88)と白石興二郎オーナー(68)にシーズン終了の報告を行った。

 原監督は白石オーナーと約20分、渡辺最高顧問と約1時間、それぞれ会談。今季はリーグ3連覇を達成したが、CSファイナルSで阪神に4連敗を喫し日本シリーズ出場を逃す屈辱を味わった。

 報告後、取材に応じた指揮官は、神妙な表情で「(球団創設)80周年の節目という部分でわれわれも選手も戦いましたけど力及ばず、大変申し訳ありませんでした」と謝罪したことを明かした。白石オーナーから「よく頑張った。クライマックスは残念だったけど、また来年頑張っていこうじゃないか」と激励されたという。

 当然、来季に向けて「反省も対策も、という部分のお話をさせていただいた」と原監督。オーダーを固定できず、4番に8人も座った今季。打順は100通り以上あった。原監督は、会談で渡辺最高顧問に「来年は、その10分の1ぐらいになるようなチームを目指して頑張ります」と約束した。

 同最高顧問からは「それもいいな。逆に何十通りだっていいじゃないか」と言われたという。いずれにせよ10通り程度という明確な“目標”を設定し、打順があまり変わらない安定した戦いをする、と誓ったわけだ。

 「また新たに(チームを)つくり直す」と原監督。来季は、不動のオーダーで雪辱を期す。

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