巨人は１９日、川口和久投手総合コーチ（５５）の退任と橋上秀樹打撃コーチ（４８）の退団を発表した。雪辱を期す来季。球団は、コーチ陣のてこ入れを敢行することになる。

　ショッキングなＣＳファイナルＳ敗退から一夜明け。球団は早々とコーチ人事で動いた。１軍投手部門のチーフ格としてチームを支えた川口コーチは今季限りで退任し、今後はユニホームを脱いで球団の編成業務に従事（非常勤）する。

　また、橋上打撃コーチから退団の申し出があり、球団は了承した。同コーチは、楽天が招へいする意向だ。川口コーチの退任、橋上コーチの退団も受け、球団は今後、本格的な組閣作業に着手する。

　阪神に衝撃の４連敗を喫し、短期決戦における宿敵との力の差が浮き彫りになり、勝負弱さも露呈した。原監督は「投打のバランスという点でタイガースが上回った。わが軍は、投打のバランスという部分でうまくかみ合わなかった」と語っていた。

　チーム再建に向けて改革は、不可欠だ。リーグ４連覇、日本一奪回を目指す来季。まずは投打のコーチ陣を大幅に刷新していく。