西武ドラ1は昨夏Vの前橋育英高・高橋

 西武・鈴木葉留彦球団本部長(63)は15日、23日のドラフト会議で前橋育英・高橋光成投手(17)を1位指名することを明言した。14日の編成会議で決定したもので、「将来性も含め、実力で高橋しかいない」と話した。

 昨夏の甲子園を制した高橋について、鈴木本部長は「球の指へのかかりや直球の質などがうちの好きなタイプ。ずばぬけている」と高評価の理由を説明した。西武がドラフト前に1位指名選手を公表したのは、2009年に6球団が競合した菊池以来。また、6人程度の指名を予定する今回のドラフトでは「4人ほど投手を取れたら」と話した。

 高橋の指名が重複した場合は、同じ群馬県出身の渡辺シニアディレクター(SD)が大役を担う。いずれも6球団が競合した09年の菊池、10年の大石を引き当てた球界最強の“ゴッドハンド”に、鈴木本部長は「(くじを)渡辺SDが引くから負けない」と、絶対的な信頼を寄せた。

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