楽天・三木谷オーナー 仙さん慰留へ
楽天・三木谷浩史オーナー(49)が、今季限りで退団する意思を固めている星野仙一前監督(67)の慰留に自ら乗り出すことが15日、わかった。GM職やアドバイザーのポジションを検討している球団のオファーを断り、杜の都を去る覚悟の星野前監督。球団トップとの話し合いで、最終決断を下す。
成績不振とシーズン中の腰痛での離脱という責任を取り、3年契約の1年目で辞任した星野前監督。当初は楽天に残るとされていたが、三木谷オーナーの決断の遅さによって一向に進まないチーム人事への不信感が爆発し、退団を決めた。
安部井チーム統括本部長は「話は進めている」と、星野氏の慰留に手応えを口にしたが、本人の決意は固く、球団レベルでの説得は厳しい状況。ついに三木谷オーナーが動く運びとなった。
「オレを守ってくれたコーチたちの就職先が決まれば、あとはオレがどうしていくか。オレ個人の問題」と、今後について語る星野前監督。直接会談は、近日中に行われるもようだ。