渡辺最高顧問、原マジックを大絶賛

 巨人のセ・リーグ優勝祝賀会兼クライマックスシリーズ激励会が9日、都内のホテルで開かれ、約1500人が出席した。巨人・渡辺恒雄最高顧問(88)はあいさつで、原辰徳監督(56)の采配を「原マジック」とベタ褒め。チームの強い団結力にもご満悦で、日本一奪回を期待した。

 ハラハラドキドキでも終わり良ければ全て良し、ということだ。渡辺最高顧問は、あいさつで今季の戦いを振り返った。

 「2点以内の接戦が随分、ありましたね。ハラハラして。1点か2点で勝った」。チーム打率・257はリーグ5位だった。「だから、ひやひやしたわけですね」と苦笑いを浮かべた。

 低打率、得点力不足に悩んだが、リーグ制覇を達成した。「なんでそんな奇跡が起きたのか。原マジックといいますか」と指揮官の采配を大絶賛。「『こんな時に内野手5人にしてどうするんだろう』と思ったことも皆さん、あるでしょうし」と具体例を挙げて語った。

 打順を毎日のように変えたのも“原マジック”だろう。「あるOBの評論家は『けしからん』という厳しい批判もありましたけど、結果的に全部、原采配が功を奏した」と賛辞を並べた。

 チームの結束力も絶賛した。4番を務めた村田が下位に座ることなどもあり「村田君、その他、不満な扱いだなと思ったこともあるかもしらん、と内心、僕は心配してましたがそういうことは全然、聞いておりません。ものすごい団結力を示した」とご満悦だった。

 渡辺最高顧問は「もう2つばかり山がある」とチームの日本一奪回を期待。あいさつした原監督は「接戦に持ち込んで、必ずわれわれは粘り強く戦って勝つ。是が非でもクライマックスで3勝して日本一を目指したいと思います」と力強く誓った。

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