ハム上沢プロ初完封「疲れました~」
「日本ハム5-0オリックス」(15日、札幌ド)
3年目の日本ハム・上沢が、プロ最多127球を投げ、3安打でプロ初完封勝利を挙げた。お立ち台では「疲れました~。後半戦、ずっと迷惑をかけていて正直、つらかった。結果を出せてよかったです」。7月30日ロッテ戦以来の久々の勝利を喜んだ。
近藤とは初めてバッテリーを組んだ。同期で同い年の捕手とのコンビで、伸び伸びとした投球を見せた。三回途中から八回まで無安打に抑えた。
疲れが見え始めた八回1死から坂口に四球を与えると、マウンドで「力が入っちゃダメだ」とつぶやき、自分に言いきかせた。駿太を変化球で空振り三振。代打川端をカーブで遊飛に仕留めると、ガッツポーズを繰り返した。
4月2日ソフトバンク戦でプロ初勝利を挙げてからは快調に白星を重ねたが、過去4試合では3敗していた。11勝を挙げる大谷の活躍が刺激になっている。13日に1年後輩が1‐0の完封勝利。「負けたくない気持ちはあった」。新人王資格を持つプロ3年目。ライバルのロッテの新人・石川にも勝ち星で並んだ。