“NOライアン”山城、圧巻の3回完全

 「18Uアジア選手権・1次L、日本20‐0スリランカ」(2日、バンコク)

 日本がスリランカに五回コールド勝ちし、開幕2連勝を飾った。打線が19安打20得点と爆発し、登板した2投手が1人の走者も許ささない完全投球を披露した。先発の山城大智投手(3年・沖縄尚学)は、左足を高く上げる『ライアン投法』を封印して3回6奪三振と、新境地をみせた。

 “琉球のライアン”山城が、異国の地で新たな姿を披露した。代名詞の左足を高く上げるフォームではなく、すべてセットポジションからの投球。力が劣るスリランカ相手とはいえ、打者9人から6奪三振と完全に封じ「今日は『NOライアン・デー』で」と、にんまり笑った。

 この日の最速は137キロ。スピードは多少落ちても、テンポの良さを重視し、とにかくストライクを集めた。二回2死からは4者連続三振締め。昨夏に現在のフォームにして以降で、練習試合を含めても「初めて」という試みで結果を出した。

 タイ入り後、食事と環境の変化から腹痛に見舞われていたが回復。この日は現地の味付けの朝食も平らげた。「もう大丈夫。タイの免疫はつきました」と話した対応力を、グラウンドでも“国際仕様”の投球で発揮した。

 2番手・小島も2回3奪三振で完全投球。高橋広監督(59)も「申し分なかったですね」という投手陣は万全だ。山城の「楽しくできた」という言葉に、自信があふれた。

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