ペーニャ28号も空砲…オリ日曜10連敗

 「西武6‐5オリックス」(8月31日、西武ド)

 ぺーニャが11試合ぶりの28号を放ったが、オリックスは1点及ばず日曜10連敗となった。森脇監督は「最後まであきらめないところがうちらしい。でも勝ちに持っていくのがオレの課題」と振り返った。

 先発・吉田一が自己ワーストの2回6失点KOと、いきなり劣勢スタート。しかしナインはあきらめなかった。三回に平野恵の左前適時打で1点を返し、四回には主砲の一発。七回には1点差に迫る粘りを発揮した。

 前日まで中村、メヒアとともに3人が27号でトップに並んでいた。この日の初回に28号を放った中村に対し、ぺーニャも四回に先頭で右越えソロ。本塁打王争いはデッドヒートをきわめている。

 それでも敗戦の悔しさから「負けたから(本塁打は)ノーカウントだ」と残念がったぺーニャ。「中村は素晴らしい打者。僕はキングだけでなく、チームを優勝へ導くためにやってるんだ」と勝ちへのこだわりをみせた。

 首位・ソフトバンクが敗れ、ゲーム差は1・5のまま変わらず。森脇監督は「この敗戦をバネに、新しい週に全力でぶつかっていきたい」と切り替えた。2日からは敵地・福岡に乗り込み首位攻防戦。チーム一丸でシーズンの大きなヤマ場に立ち向かう。

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