L森、大暴れ!先制二塁打&逆転口火打
「西武5-2オリックス」(29日、西武ド)
規格外新人が“初物づくし”の大暴れでチームに勝利をもたらした。本拠地で初のスタメンマスクをかぶった西武・森が、捕手では初めてフル出場し、初の盗塁阻止も記録。打っては初のタイムリーに加え、初のマルチ安打だ。「勝ちにつなげられてうれしい」。19歳らしい、さわやかな笑顔で初めてバッテリーを組んだ菊池とともに、お立ち台に上がった。
まずは二回1死二塁で、右中間フェンス直撃の先制適時二塁打だ。「雄星さんに勝ってほしいので、打撃で貢献できて良かった」。1点を追う五回には、逆転劇の口火となる左前打を放った。
菊池が花巻東高のエースとして出場した2009年夏の全国選手権。甲子園球場近くのグラウンドで練習する左腕に、熱視線を送る少年がいた。当時中学生の森だ。その際、菊池から「いつか一緒にやれたらいいね」と声を掛けられた。同じく甲子園で躍動し、同じくドラ1で西武に入団した男は、早速1年目に実現。不思議な縁でつながる若獅子2人が、レオの未来を明るく照らす。