「日本ハム８-３ロッテ」（２９日、東京ド）

　ロッテは指揮官の５２回目の誕生日も、白星で飾ることはできなかった。対日本ハム戦はこれで９連敗で、チームは５位に転落した。

　右手人さし指の爪裂傷が完治し、この日が復帰登板となったルーキー石川は、初回に中田の適時打、大谷の２ランでいきなり沈んだ。大谷にはチームとして今季計４本塁打を献上しており、伊東監督は「同じやつに打たれすぎ。徹底してミーティングをやっているが投手がそこに攻め切れていない」と嘆いた。

　「好きなようにやられている。こちらも好きなようにやりたいが、走者が出ないし…。辛抱のときです」。試合前には選手全員からケーキとバースデーソングを贈られた指揮官だったが、何とも苦い１日となってしまった。