オリ金子12勝 防御率、奪三振の3冠

 「オリックス4‐0ロッテ」(28日、ほっと)

 危なげなく、スコアボードに0を並べていった。オリックス先発の金子は7回3安打無失点で、西に並んでリーグトップの12勝目。「勝つためにやっているけど、勝ち星のためではない」と数字に興味は示さなかったが、防御率、奪三振に加えて投手3冠目を手にした。

 立ち上がりからテンポよくアウトを積み重ね、五回2死まで無安打投球。そこから加藤、高浜に連打を浴びて一、三塁となった。しかし田村を三振に仕留めると、その後は相手打線を寄せ付けなかった。終わってみれば、得点圏に走者を背負ったのは、五回だけだった。

 疲労による7月末の出場選手登録抹消後、初の中5日での先発となったが、きっちり仕事を果たした。次回登板は9月2日からの首位・ソフトバンクとの3連戦が確実。106球でお役ご免となったのも次回登板を見越してのものだ。大一番となるが「試合に臨む気持ち、調整方法は全く変わらない」とあくまで自然体だ。

 チームは3連勝で、首位と1・5ゲーム差につける。エースは「(優勝争いは)考えてないこともないけど、そこまで意識はしていない。僕たちはまだ2位。勝ち進むしかない」と言う。一戦一戦、勝っていくだけだ。

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