「全国高校野球・3回戦、沖縄尚学6-5二松学舎大付」(20日、甲子園)
沖縄尚学のエース山城が粘りの132球で初戦に続いて完投。劇的なサヨナラ勝利を呼び込んだ。
本来の制球力を欠いて、四回までに5失点。毎回走者を出し、13安打を浴びながらも、五回以降は無失点に抑えた。
「悪いところが全部出た。中盤カーブを投げるようになってから投球を修正できた」と反省した山城。後半は真っすぐの切れを取り戻し、14三振を奪った初戦の作新学院戦に続く2桁の10奪三振をマークした。
「慌てず、周りが見えていたのは春からの成長点」。本調子ではない中での勝利に、収穫を感じ取っていた。