好投・東明を見殺し…オリ月間負け越し

 「オリックス1‐2西武」(31日、京セラ)

 好投の東明を見殺しにした。オリックス打線が岡本洋の前に沈黙し、七回まで二塁すら踏めなかった。0‐2の九回にT‐岡田の右翼線二塁打で1点を返し、なおも1死二、三塁としたが岩崎、駿太が三振でゲームセット。森脇監督は「きょうみたいな試合に負けたのは、適切な言葉が浮かばないほど悔しい」と唇をかんだ。

 自身5連敗となった東明は「チームが勝たないと…」とうなだれた。失点はメヒアに許した本塁打の1点のみだが「あそこをゼロに抑えていれば勝てたかもしれない」と反省した。

 2度目の中4日での先発だったが、直球は常時、140キロ台後半を記録。加えてフォークの切れ味も抜群で、自己最長の8回を投げて被安打はわずか3。中村を3三振に仕留めるなど、自己最多の9三振を奪った。四球から崩れるという課題も、この日は克服できた。

 しかし、ルーキーの力投むなしく、7月はこれで11勝12敗。3試合しかなかった3月は1勝2敗だったが、実質的に今季初めての月間負け越しとなった。指揮官は「あしたがある以上、あしたに最善を尽くす」と8月最初の試合に目を向けた。

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