G戦3連勝ならず谷繁竜が後半戦初黒星

 「中日1-2巨人」(27日、ナゴド)

 中日最後の打者・藤井が二飛に倒れた瞬間、満員御礼のナゴヤドームがため息に包まれた。巨人相手の同一カード3連勝はならず、後半戦初黒星。谷繁兼任監督は、「巨人戦はこれで5勝10敗か。今日は取りたかったことは取りたかったけどね…」と悔しさを押し殺して声を絞り出した。

 好調の打線がパタッと沈黙した。4連勝中は7点、6点、10点、7点と抜群のつなぎを見せてきたが、この日は巨人先発・大竹をなかなか攻略できず。バント失敗など細かいミスも出た。

 それでも球宴後は、4勝1敗1分けの好成績。谷繁兼任監督は混セを演出するべく最後に「なんとか食らいついてね」と語気を強めた。4位とはいえ、首位・巨人とは5・5ゲーム差。上位進出へ向け、一戦必勝態勢で正念場の夏を乗り切る。

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