原G連敗脱出!阿部&村田外しでゲキ!

 「中日1-2巨人」(27日、ナゴド)

 巨人・原監督が阿部、村田の大黒柱を外し、3連敗を阻止した。2人が同時にスタメンを外れるのは初めて。「本来ならデンとしてもらいたい2人だけど、その辺がチーム状況」とした指揮官は、「彼ら2人だけには頼らない、というふうに戦ってます」と言い切った。

 今季最大の刺激策に応えたのは坂本だった。五回は先制打、八回は二塁打を放ち、亀井の犠飛で決勝のホームを踏んだ。「いいところでかえせて、出塁できた」とニッコリ。これで1点差試合はリーグトップの17勝。指揮官は「接戦をものにしたのが大きい」とうなずいた。

 前日に3安打を放った阿部は休養の意味合いが強いが、村田の場合は不振が原因だ。最近5試合の打率は・133で、打点はわずかに「1」。連続試合出場が676で止まった主砲は「しょうがないよ。状況が状況だから」と言葉少なにバスに乗り込んだ。

 後半戦開幕前、「坂本と長野はリーダー意識をもってやってもらいたい」と話していた指揮官。「あとチョーさん(長野)が加わってくれればニュージェネレーションみたいになるんだけど」と注文を忘れなかった。望んだ打線爆発とはいかなかったが、この勝利を今度こそ再加速のきっかけとしたい。

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