ソフト先勝 今宮バスターエンドラン

 「ソフトバンク5‐2オリックス」(25日、ヤフオク)

 ソフトバンクが小技も交えて、首位攻防の初戦をモノにした。二回に相手のミス絡みで2点を先制。その後は追加点が奪えず、逆に1点差と迫られた後の五回だ。「バントだと思っていた」という今宮に、バスターエンドランのサインが出た。

 「何とかいいところに落ちてくれ、という気持ちだった」。無死一塁。横に構えていたバットを引いた今宮は、相手の虚を突き右方向への二塁打。この貴重な一打を、秋山監督は「うまいこと決まったね」と称賛した。

 昨年は62犠打のリーグ新記録を樹立。この日も相手は『今宮はバント』と決めてかかっていただけに、効果は大きかった。「簡単な2番打者で終わりたくない」と技術を磨いてきた成果が、自身初というバスターでの得点につながった。

 2012年から8連敗中だったオリックスの西に黒星をつけた。それでも秋山監督は手綱を緩めない。「二回は相手にもらった得点。こういう展開でミスが出ると苦しくなる」と反省を忘れなかった。

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