小山台ベスト8で敗退 涙なく前向く

 「高校野球・東東京大会準々決勝、帝京10‐0小山台」(25日、神宮)

 東東京大会では、今春センバツ出場の小山台がコールド負け。2季連続の甲子園出場はならなかった。

 涙はなかった。六回1死一塁から痛恨の2ランを浴びて10点差がついた瞬間、都立勢の最後の砦(とりで)だった小山台の夏は終わった。エース・伊藤優輔(3年)はマウンドで天を仰いだが、「今年は泣かないと決めていた」と、き然とした表情を崩さなかった。足を使い、連打でたたみかける帝京に浮足立ち、ミスが続出。二回までに8点を奪われる苦しい展開だった。

 しかし、春の選抜で履正社(大阪)に0‐11で大敗した後、“泥くさい野球をやろう”と全員で原点に返ることを誓った。「8点取られても逆転してくれるとみんなを信じて投げることができた。ついてきてくれて感謝しています」と胸を張る。

 今後の進路は進学を希望。「勉強と野球を両立して次の舞台でも頑張りたい」と前を向いた。

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