２５日の中日戦に先発する巨人・菅野智之投手（２４）が２４日、２年連続２桁勝利へ意欲を燃やした。現在リーグトップタイの９勝を挙げている右腕は「ひとつの区切りではあるので、早く勝って次の目標に向かいたい」と力を込めた。

　巨人で新人から２年連続２桁勝利を挙げたのは藤田元司、堀内恒夫ら８人で、現役では沢村のみ。この日はナゴヤ球場でダッシュやキャッチボールなどを行い、最終調整。その沢村と外野で談笑するなど、リラックスムードだった。

　開幕戦を託された今季、後半戦初登板もカード初戦を任される。「２、３戦目のピッチャーが楽に投げられるようにしっかり投げたい」。力でねじ伏せ、チームに勢いをつけるつもりだ。

　中日戦、特にナゴヤドームは相性抜群で昨季から３戦３勝。２２回を投げ失点はわずかに「２」。敵地ながら「投げやすくて好きですね」と自信をのぞかせた。得意のマウンドで、節目の勝利を飾る。