巨人、セペダ獲得 キューバ代表4番

 巨人は19日、WBCでキューバ代表の主軸として活躍したフレデリク・セペダ外野手(34)との譲渡契約で、キューバ野球連盟、同選手と合意したと発表した。1年契約で契約金5000万円、年俸1億5000万円(推定)。背番号は「23」で、5月中旬にも来日する予定だ。また、巨人は同連盟と友好協定を結んだことも発表した。

 キューバの大物を巨人が緊急補強した。セペダは過去3大会に出場したWBCでは4番も任され計6本塁打を放った強打のスイッチヒッター。09年の第2回WBCで日本代表の指揮を執った原監督は「世界のスラッガーの一人。監督としても大歓迎」と喜んだ。

 クリーンアップ候補となるが、チームにはロペス、アンダーソン、マシソン、セドンと4人の外国人選手が在籍しており、競争を勝ち抜く必要がある。セペダは球団を通じて「日本球界でプレーするのが夢だった。その夢が現実になり、期待感でいっぱいだ」とコメントした。

 球団関係者によると、自国選手の海外移籍を原則として認めなかったキューバ政府が、容認へと方針を転換後、日本へ選手が移籍するのは初。巨人はキューバ野球連盟と野球技術の向上と人的交流を目的とした友好協定を結んだと発表。今後は交流を盛んに行い、キューバからのコーチ研修の受け入れも検討する。

 当初から、人材の宝庫であるキューバ出身選手の獲得は巨人軍の“悲願”だった。セペダの新加入をきっかけに、球団は同国との関係を強めていくことになりそうだ。

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