駒大・今永リーグタイ3戦連続完封
「東都大学野球、駒大1‐0青学大」(15日、神宮)
駒大が青学大に先勝した。エース左腕・今永昇太投手(3年・北筑)が、連盟に記録が残る1950年以降では、最長タイとなる3試合連続完封勝利。中大は新城拓内野手(2年・興南)のサヨナラ打で国学院大を破った。
リーグ記録に肩を並べた瞬間も、駒大・今永は淡々とマウンドを降りた。スミ1を守りきっての3試合連続完封。エースは「1‐0は投手が光を浴びる。緊迫した中で抑えられたのは自信になる」と、サラリと言った。
ピンチは初回の2死二、三塁だけ。ここも冷静に「腕を振れば外野の頭を越されることはない」と、伸びのある144キロ直球で空振り三振に仕留めた。10奪三振のほかに、フライアウトが14。相手を寄せ付けなかった。
3連続完封は、12年春の東浜(ソフトバンク)以来。藤岡(ロッテ)らドラ1でプロ入りした投手も多く「自分の名前が並ぶのは誇らしい。高校の時は無名でしたから」。北筑時代は県4回戦が最高。この時ばかりは、うれしそうに笑った。