西武新助っ投レイノルズ制球力◎

 「西武春季キャンプ」(2日、南郷)

 新外国人右腕グレッグ・レイノルズ投手が、初めてブルペン入りした。「日本の球は、縫い目も高くて好きだ。(投球の)感覚も良かった」。真っすぐのほか、カットボール、シンカーなどをコーナーに投げ分ける制球力を発揮した。

 捕手の炭谷を座らせて40球。視察した渡辺シニアディレクター(SD)は「(直球の)球が動いているね。球を動かして打ち取る投手。角度も武器」とうなずいた。

 西武ドームのマウンドは、投手陣から「平たく感じる」との声を受けたため、昨秋前方の角度をつけるように改修。レイノルズにとって、201センチの長身をより生かせそうだ。一方で炭谷は「球の勢いはこれからだが、シンカーやカットの出し入れができる」と制球力に太鼓判を押した。

 米国の名門スタンフォード大出身。2006年、ロッキーズにドラフト1巡目、全体の2番目の指名を受けた。今季終了後に結婚予定。“頭脳派”の逸材は、日本で能力を開花させ、バラ色のオフを目指す。

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