竜新助っ人ゴメス、虎ゴメスに負けない

 中日の新外国人、アレクシス・ゴメス外野手(35)や来日2年目となるエクトル・ルナ内野手(33)らドミニカ共和国出身の6選手が26日、中部国際空港着の航空機で来日した。かつて中日で活躍したレオ・ゴメス内野手と同じ名前のゴメスは、パワーで勝利に貢献することを誓った。

 「その選手は知らないね。でもいい選手なんだろ。同じようなプレーをしたいね。今はとにかく来日できてうれしい。チームの勝利に貢献したいと思っているよ」

 ゴメスと名のつく外国人は中日ではレオ・ゴメス以来。実働6年間で打率2割9分3厘、153本塁打の伝説的な助っ人の名前をアレクシスは知らなかった。出身国も違えば、右打ちと左打ち、内野手と外野手も違うだけに無理もない。だが、気持ちは同じだ。若いころから日本行きを志願していただけに、日本での成功に燃えていた。

 負けられない相手もいる。阪神に入団した同じ名前のマウロ・ゴメスだ。マウロは同じドミニカ共和国出身。ウインターリーグでは対戦経験もある。チームに貢献する方法として、早くも情報提供を約束した。

 「持っているすべての情報を提供するつもりだよ。もちろん、マウロだって同じだろうけどね。マウロはいい打者だよ。パワーがあって打率も残せるだろう。力強いよ。比較? それはできないな。オレはやるべきことをやるだけだから」

 あくまでこう話したゴメスだが、パワーについて聞かれると「2006年のときは1試合4本塁打したことがある。パワーはあるよ。35歳になっても衰えていない。野球は経験が大事。昔と比べれば経験があるからね」。中日では外野手だけに即レギュラーではない。和田や平田らライバルに勝つことが条件だが、分かった上で活躍を誓った。

 「ウインターリーグで試合をしていたからコンディションは何の問題もない。オレは言われた場所でプレーするだけ。勝利に貢献したいんだ」

 ぶ厚い胸板を張って鼻息を荒くしたドミニカンは気合十分。今オフのウインターリーグでは通算38試合で打率2割8分7厘、2本塁打、17打点の成績を残した。獲得に踏み切った森ヘッドいわく「とにかく飛ばす力がある。まあ、沖縄を楽しみにしておけよ」。沖縄入りは28日で練習開始が29日、見るのが楽しみになってきた。

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