ソフト本多 3年5億4000万円更改

 ソフトバンクの本多雄一内野手(29)が26日、福岡市のヤフオクドーム内で契約交渉に臨み、総額5億4000万円の3年契約を結んだ。現状維持となる年俸1億8000万円の3年固定制。「チームリーダーとしてやっていく」と意気込んだ。

 今季は首痛に悩まされ、過去5年で最少の120試合出場にとどまった。順調なら来季中に国内FA権を取得するが、球団から複数年契約の提示を受け「ホークスでずっとやるのが一番」と決めた。

 球団の生え抜き選手では、06年から12年まで7年契約を結んでいた松中以来の複数年契約。出来高の提示もあったが、きっぱりと断った。「出来高をつけると、その(条件をクリアしようという)方向に走る怖さがある。もう一度、リーグ優勝、日本一になりたい」とチーム第一の姿勢を示した。

 来季の目標は3年ぶりのフルイニング出場。「複数年はありがたい。最高の結果を出したい」。球団の期待を胸に、9年目のシーズンに臨む。

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