オリ金子、単年を選択「甘えたくない」

 オリックスの金子千尋投手(30)が19日、ほっともっと神戸で2度目の契約交渉に臨み8000万増の2億円プラス出来高払いでサインした。球団からは単年契約と複数年契約を提示され単年を選択。順調なら来季中に獲得する国内FA権とは関係なく、「一年一年が勝負と思っている」ための単年契約を強調した。

 金子が契約内容を明かしたのは、ほっともっと神戸の駐車場で車に乗り込む直前だった。「契約は単年です。単年にしたのは自分に甘えたくないから」と、重い口を開いた。

 順調なら来季国内FA権を取得する右腕に、球団は複数年と単年の2通りの契約を提示した。金子が選択したのは単年契約。だが更改後の記者会見では、それを語ろうとはしなかった。

 「(記事の)書き方によってはFAする気満々に思われるし、自分の思っていないことを書かれる」。同じく来季FA権取得見込みで単年契約を結んだチームメートの平野佳が「取得してからの段階ですが、色んなところの話を聞いてみたい」と言っていたのとは対象的。金子は駐車場で単年契約を明かした後も「来年FAを取れそうだから単年にしておこうという考えは、ほぼないです」と強調した。

 今季は15勝8敗、防御率2・01の好成績で、200奪三振でタイトルを獲得。8000万増の年俸2億円でサインしたが希望額とは開きがあった様子。「すごく評価していると言っていただいたけど僕の中では多少ずれがある」と、笑顔はなかった。

 「(FA権は)ほぼ1年出ないと取れない日数。取るまでFAのことは考えない」。自分に言い聞かせるように話した。

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