Gドラ1・小林は1軍キャンプスタート
巨人・原辰徳監督(55)が、ドラフト1位・小林誠司捕手(24)=日本生命=を来春キャンプで1軍からスタートさせる方針を示した。
待望の即戦力捕手で、“ポスト阿部”としても期待。「経験を持っていると判断している。あとはプロのスピード、プロに慣れるという部分」。そして「コンディションが良ければ、彼は(来春キャンプで)1軍からスタートさせる」と明言した。
まさに英才教育だ。今や球界を代表する捕手の阿部も、新人時代の01年にキャンプ1軍スタートだった。中大から巨人に入団した1年目の阿部に対し、当時の長嶋茂雄監督が英才教育を施した。小林が、阿部と同じ道を歩む可能性もある。
1軍の選手と一緒に練習をすることで、プロの環境や雰囲気に慣れさせる狙いも当然、ある。配球などを阿部ら1軍の捕手陣から学ぶこともできる。
指揮官は「慎之助(阿部)、実松も含めてね。その環境の中でスタートさせたいと思っている」とした。さらに「見る、自分が感じ取ることが一番の生きた教材であり、本人の適応能力というかな」との考えを示した。
将来の正捕手に対する原監督の期待は大きい。