34歳・阿部、1年でも長くプレーしたい

 巨人・阿部慎之助捕手(34)が5日、米国から成田空港着の航空機で帰国した。現地で対談した巨人OBの松井秀喜氏(39)に感化されたという。自身の現役引退についての考え方も変わり、“ゴジラ”の要望もあって1年でも長くプレーすることを誓った。

 収穫はたくさんあった。米ニューヨークから帰国した阿部の表情に充実感が漂う。ヤンキースなどでプレーした巨人OBの松井氏とテレビ番組の収録で対談し、一緒に食事もして貴重な会話を交わした。「普段、日本では絶対にできないことができた」と笑みを浮かべた。

 ゴジラの影響を受けた。自身の現役引退に対する考え方も変わった。「理想は惜しまれてやめるのがいいと思った」。だが松井氏から「1年でも長くやってほしい」と要望されたこともあり、心境の変化があった。

 松井氏は故障と闘いながらも現役にこだわり、昨年12月に現役を引退した時は38歳だった。

 阿部も来年3月で35歳。正捕手であり、主軸を打ち、主将の激務もこなす。体は満身創痍(そうい)だ。それでも松井氏からの言葉に、考えが変わった。阿部は松井氏に「俺はしがみついてでも(現役を)やりますよ」と伝えたという。

 松井氏は来年2月の春季キャンプで臨時コーチを務める予定。阿部は後輩たちに「ドンドン(話を)聞きにいった方がいい。聞いたら教えてくれる」と勧めた。

 「もし宮崎に来たら、松井さんが(巨人に)いたころとどう変わったか見てください(と言った)」。今後も偉大な先輩からどん欲に吸収するつもりだ。

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