桐光・松井の同級生が“女侍”候補選出

 侍ジャパン女子代表(通称・マドンナジャパン)の、来年9月に開催される第6回ワールドカップ(宮崎)に向けての代表選考会が1日、前日に引き続き東京都世田谷区の駒大グラウンドで行われ、参加したアマチュア126人の中から23人が代表候補に選ばれた。候補選手は今後、数度の合宿を経て、またプロの候補も加えて最終的にベンチ入り20人に絞られる。

 選ばれた23人のうち、代表経験者は6人というフレッシュな顔ぶれの中、初選出の甲斐綾乃(蒲田女子高)は涙を流して喜びをかみしめた。

 「(遊撃での)ノックではエラーもしたし、実力もまだまだだと思っていたので本当にビックリ」と話した甲斐だが、潜在能力は折り紙付きだ。

 投手だった小学校6年生時にベイスターズジュニアで今年のドラフト1位で楽天入団が決まった桐光学園の松井を押しのけて、背番号1をつけた経歴の持ち主だ。

 松井に比べ「特に優れていたところはなかったんですが…」と話した甲斐は代表としても「皆さんの足を引っ張らないように」とどこまでも謙虚だ。

 この甲斐を含め10代が12人という若いチーム。前回W杯では主将を務めた志村は「ジャパンでやる野球はこういうもの、ということを伝えたい」と話す。

 大倉孝一監督はミーティングで「どこからでも仕掛けられる野球をやっていく。侍プロジェクトの一員として、自覚を持つように」と訓示。マドンナの、W杯4連覇への挑戦がいよいよ始まった。

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