FA大竹の巨人入り濃厚 強い在京志向

 巨人が広島からFA宣言した大竹寛投手(30)と近日中に交渉を行うことが18日、明らかになった。大竹は埼玉県出身で在京志向が強く、巨人を移籍先に選ぶことが濃厚。原巨人にとって右腕の獲得はこのオフの“目玉補強”だったが、近日中に朗報が届く可能性が高い。

 原巨人が、意中の右腕を獲得するため本格的に動きだす。近日中に交渉を行うのは、広島からFA宣言した大竹だ。

 15日の交渉解禁日後、大竹は16日にソフトバンク、18日には楽天と交渉した。ただ大竹は埼玉県出身で、強い在京志向があるとされている。巨人が本格的に獲得競争に参戦することが決まったことで、巨人入りを決断することが濃厚となった。

 巨人は先発補強が最重要課題だった。内海、菅野、杉内に続く4人目以降の先発投手が固定できなかった。大竹は昨季11勝、今季10勝と、2年連続で2桁勝利をマークした。2桁勝利を計算できる投手はのどから手が出るほど欲しい。

 渡辺恒雄球団会長は6日に取材に応じた際、「来年以降は連覇だ。そのために補強でも何でもいくらやったっていい。あらゆる補強をして勝つ」と大補強を明言していた。

 球団ではかねて大竹の獲得を“目玉”と位置づけ、調査を進めてきた。近日中に行う大竹との交渉では、巨人は誠意を尽くし、猛アタックして獲得へとこぎつける構えだ。

 大竹を獲得すれば、先発陣が強固になるのは間違いない。巨人がついに動きだす。

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