虎ドラ4梅野が涙のラストアーチ

 「明治神宮大会大学の部・1回戦、八戸学院大6-2福岡大」(16日、神宮第二)

 高校2試合と大学3試合の1回戦が行われ、福岡大は八戸学院大に敗れた。阪神からドラフト4位指名された梅野隆太郎捕手(4年・福工大城東)はソロを含む3安打で意地を見せた。中部学院大は延長十回タイブレークを制し、関西学院大を破った。大学はこのほか近大工学部が、高校は龍谷大平安と沖縄尚学が、それぞれ準々決勝に進んだ。

 最後は狙って放り込んだ。5点を追う八回2死、梅野のバットが変化球を鮮やかにとらえる。左翼フェンスを越える意地の一発が、大学最終打席となった。

 「悔いのないように思い切り振ろうと思った。ああいう形で終われてよかった」。敗戦の涙を見せつつ、打撃では出し切った。四回は左前打で同点につなげ、六回も中前打。4番の務めは果たした。

 リードには悔いが残った。六回に4連打で5失点。2者連続で初球を狙い打たれ「自分の配球ミス。これからいろいろ学んでいきたい」と猛省した。

 もちろん、高評価は変わらない。未来の正妻候補を、阪神は6人態勢で視察した。担当の田中スカウトは「最後の試合で狙ってホームランを打つのはたいしたもの。あとはしっかり勉強してほしい」とうなずいた。

 大学通算28本塁打の数字を、梅野は「積み重ねてきたもの。自信になる」と前向きにとらえた。プロでの目標は「打てる捕手を目指したい」。タテジマでも、大学時代と同じ看板を背負ってみせる。

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