小笠原FA宣言!苦渋の決断…移籍先模索

 巨人・小笠原道大内野手(40)が10日、川崎市のジャイアンツ球場で会見し、保有していたFA権の行使を表明した。

 「FAしようと思います。最後に自分を見つめ直したい。新しいところで挑戦してみたい」。その表情には固い決意がにじんでいた。

 プロ17年目の今季は22試合の出場にとどまった。日本シリーズでは出場資格を持つ40人の枠から外れた。巨人の来季の戦力構想からも外れていた。

 苦渋の決断だった。これまで球団側と話し合いを重ね、自由契約の可能性もあった。だが「あれだけの功労者。自由契約という形で去るのはあってはいけない」と原沢球団代表。トレードの可能性もあった中、本人が出した答えはFA宣言だった。

 今後、出場機会を求めて移籍先を模索するが「必要としてくれるならまず話をして」と小笠原。金銭と人的補償の不要なCランクとみられ、師弟関係のある落合GMがいる中日が獲得に乗り出す可能性が高い。

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