則本61年ぶりの快挙も奮投実らず惜敗

 「日本シリーズ・第1戦、楽天0-2巨人」(26日、K宮城)

 楽天・則本は61年ぶりとなる新人の日本シリーズ第1戦先発という栄誉にたがわぬ力投も、実らなかった。8回4安打10奪三振。13年ぶり2人目の新人の日本シリーズ2桁奪三振だ。勝ちに結びつけられなかった則本は、口を真一文字に結んだ。

 「結果がすべて。負けたら一緒」。強気の内角攻めと宝刀フォークで、強力打線に立ち向かった。だが、先制点に加え、八回にそこまで無安打の村田に痛恨被弾。「あの1点がなかったら、八、九回の攻撃も変わっていたかも」と嘆いた。

 敗れはしたものの星野監督は「これはもう立派なもんだ」と絶賛。次回登板は中4日で31日の第5戦が濃厚。「負けはしたけど、嫌なイメージは付いたんじゃないかと思う」と強気の新人は言い切った。

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