野球の日本代表「侍ジャパン」を率いる小久保裕紀監督（４２）が１９日、初陣となる台湾代表との強化試合（１１月８～１０日・台北）の投手コーチに就任した鹿取義隆氏（５６）と“初ミーティング”を行った。

　１５日のコーチ陣発表後、初顔合わせとなった２人はパ・リーグのＣＳの解説でＫスタ宮城を訪問。試合前練習中に打撃ケージ裏で言葉を交わした小久保監督は「その中で選手の人選も少し話をした」と明かした。

　ＣＳや日本シリーズ出場選手の代表入りに関して、小久保監督は「候補はいる」と明言。さらに「短期決戦での気持ちの強さ、しびれる場面でのプレーに注目したい」と強調した。ともに新人ながら、ＣＳで好投した巨人・菅野や楽天・則本らが候補に挙がりそうだ。

　小久保監督は鹿取コーチに投手起用を一任する方針。「私はずっと野手。その辺は一任しようと思っている」と説明した。また、強化試合は若手中心のチームとなるが、代表経験者も数人がメンバー入りする方向だ。