日大山形・奥村、豪快弾で高校野球締め

 「東京国体高校野球・準々決勝、前橋育英6-4日大山形」(1日、八王子市民)

 準々決勝1試合が行われ、今夏甲子園優勝の前橋育英が日大山形を下し、同準決勝の再戦を制した。準々決勝の残り1試合、大阪桐蔭(大阪)‐常葉学園菊川(静岡)は雨天中止となり、2日に順延された。日程が変更され、3日に準決勝2試合と決勝を行う。

 日大山形のプロ注目スラッガー・奥村展征内野手(3年)が、豪快なアーチで高校野球生活を締めくくった。3点を追う八回1死、雨脚が強さを増す中で集中力を切らさず、7球連続ファウルで粘ると、12球目の直球を完璧に捉えて右中間席へ。ベースを回りながら何度も右手を突き上げた。

 「強い打球を狙って打てたのでうれしかった」と満面の笑み。甲子園で敗れた相手に返り討ちにあったが「あそこで練習してきた成果が出たのは自信になる」と、悔しさより手応えが勝った。

 主将として山形県勢初の夏4強入り。高校日本代表で準優勝した18Uワールドカップでも、左打席から広角に打ち分ける打撃と堅実な守備で貢献した。プロ志望届を提出済みで、目標の選手はヤクルト・宮本。「どう評価してくれるか楽しみ。指名してもらえたら、感激です」と、ドラフトを心待ちにした。

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