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村田万感「今年は打撃で貢献できた」

2013年9月23日

　内海とビールをかけ合う村田（撮影・会津智海）

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坂本勇人（右）らナインと抱き合い喜ぶ巨人・村田修一（中央）＝東京ドーム（撮影・吉澤敬太）

　本塁打王を目指し、バットを高く構えた打撃フォームで迎えた今季。開幕直後こそ好調だったが下降線をたどり、交流戦では一時９番まで打順が下がった。

　５月２６日のオリックス戦。村田は初回の守備で正面のゴロを失策。その裏の攻撃では好機で３球三振し、二回に交代させられた。「このままでは打率２割５分の選手で終わってしまう。追い込まれていた。何かを変えなければと思った」

　自分だけでなく、ラミレスら、さまざまな右打者のビデオを検証した。目に留まったのは、横浜時代に同僚だったソフトバンクの内川。交流戦明けの６月下旬から内川と同じようにバットのグリップの位置を下げ、グリップエンドを指一本余してバットを握った。７月上旬には打席やベンチでアゴをしゃくらせるモノマネをし、身も心も内川と同化させた。“内川打法”は大当たり。７、８月と２カ月続けて月間ＭＶＰを獲得した。

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