パナ秋吉が完封!虎はスカウト4人態勢

 「社会人野球日本選手権近畿地区最終予選、パナソニック3‐0新日鉄住金広畑」(10日、わかさ)

 代表決定戦を行い、パナソニックが19大会連続34回目の本戦出場を決めた。今秋ドラフト候補の148キロ右腕・秋吉亮投手(24)が5安打完封。最速は143キロをマークした。「フライでアウトを取れたのがよかった」と振り返った。

 2回戦のニチダイ戦で7回1/3を投げてから中2日の登板。「肩肘がはっていたが、本戦では連投や中1~2日の登板もある。疲れの中で投げることは、昨年から取り組んできた」と自分の投球を崩さなかった。

 ドラフトを10月24日に控え、チーム最後の公式戦を勝利で飾った。プロ入りの意思は固めており「東アジア大会(10月6日・中国)の日本代表にも選ばれているので、そこでもいい投球をしたい」と誓った。

 10球団15人のスカウトが視察。4人態勢で見守った阪神の畑山スカウトは「チームを勝たせることができる投手。プレッシャーの中で投げ切ることは、上の世界でも生きる」と評価していた。

 本戦は10月28日から11日間、京セラドーム大阪で行われる。

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