森友、連日の大暴れ!3戦7安打9打点

 「18U・W杯・1次ラウンドA組、日本15‐0チェコ」(3日、台中)

 A組の日本はチェコに15‐0で六回コールド勝ちし、開幕4連勝でA組1位での2次ラウンド進出を決めた。今秋ドラフト1位候補の大阪桐蔭・森友哉捕手(3年)が先制適時打を含む3安打3打点の活躍で、チーム全員安打となる21安打の猛攻を呼んだ。日本は4日に1次ラウンド最終戦のカナダ戦に臨む。

 21安打15得点で、チェコを圧倒した。その中でもひときわ輝きを放ったのが森友。バットを振れば、ヒットが出た。得点に結びついた。3打数3安打3打点。前日のダブルヘッダーから3試合で11打数7安打9打点の大当たり。「少しずつ打てるようになってきている」と、手応えに笑みを浮かべた。

 この日は指名打者での出場。初回にいきなり中前適時打を放ち、3戦連続となる先制の打点を挙げた。そして二回は右前2点適時打、三回は左前打ときれいに打ち分けた。指名打者での出場に「打撃しか考えなくていいのでよかった」と、プラスに働いた。

 相手が実力の落ちるチェコとはいえ、その打棒には視察したスカウトもうなった。日本ハムの大渕スカウトディレクターは「球が遅い投手でも速い投手でも、1打席目からカチーンと合わせる。精度が高いコンピューターのよう。すごい打者」とベタ褒めした。

 “孝行孫”ぶりも発揮した。日本から応援に来ていた祖母の佐藤妙子さん(72)が4日に帰国予定。最後の試合でも結果を出した。孫とハイタッチした妙子さんは「本当によかった。うれしいです」と相好を崩した。

 主将に引っ張られた打線の猛攻で、昨年は果たせなかった1位での2次ラウンド進出を決めた。「ここからが本当の勝負。世界一になるために、日本の野球をしていきたい」。森友は引き締まった顔で、頂点を見据えた。

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