“完全男”小島1‐0完封で浦学王手

 「高校野球埼玉大会・準決勝、浦和学院1‐0聖望学園」(27日、県営大宮)

 今春のセンバツ王者・浦和学院が公式戦20連勝で4季連続の甲子園出場に王手をかけた。勝利の立役者はエース・小島(おじま)和哉投手(2年)。準々決勝の埼玉平成戦で完全試合を達成した左腕はこの日も動じない。被安打5本、2試合連続の完封劇だ。

 三塁に4度走者を置いたが、全く慌てない。七回1死三塁も二直と遊ゴロでピンチ脱出。「前回よりはよくなかった。打たれたら仕方ない、と強気にいった」。130キロ台中盤の直球で内角を突き、九回の斎藤の決勝適時三塁打を呼び込んだ。

 偉業の後でも、きっちりと自分をコントロールした。森士(おさむ)監督(49)には「気を抜いたり、満足したりしてはいけない」と言われていた。ライバルの花咲徳栄は、ノーヒットノーランで勝利した次戦で敗退。また、憧れの存在である桐光学園・松井の敗退にも勝負の厳しさを痛感し「あれだけすごい投手でも負ける。やっぱり切り替えなきゃいけないと思った」と臨んでいた。

 「(完全試合の)一昨日と比べてもそん色ない。緊張した中で、同じ投球ができたのは成長」と森監督。頼もしさを増す“完全男”の存在は、何よりも心強い。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス