巨人が後半戦でも虎退治ローテを組むことが２１日、分かった。まずは沢村、杉内、菅野の３投手が８月２日からの阪神３連戦（東京ドーム）で先発することが濃厚となった。

　刺客に指名された沢村は、球宴第１戦で３回無失点と好投し、ＭＶＰを獲得。杉内と菅野は、ここまでチームトップの８勝をマーク。３人は、球宴明けの２カード目となる２６日からの中日３連戦でマウンドに上がりその後、それぞれ中６日で伝統の一戦に挑む。

　首脳陣の評価が、ここにきてグングン上がってきているのが沢村だ。リーグ２位の防御率２・４６など安定感が出てきた右腕について、川口投手総合コーチは「いいね。期待している」と話し、大事な試合のマウンドも託す構えだ。

　２位の虎とは２・５ゲーム差と今後もマッチレースは続きそうだ。同コーチも「阪神は勢いがある」と警戒心を強める。勝負どころの８月。特に宿敵との戦いには細心の注意が必要だ。原巨人が、後半戦で阪神をたたいて独走態勢を整える。