「日本ハム３-４西武」（１７日、函館）

　球宴前最後の試合にスタメン出場した日本ハム・大谷だったが、結果は２打数２三振、１四球。最後の打席では代打を送られるほろ苦いものとなった。

　それでも、１９歳の二刀流ルーキーは、この前半戦、打者として、３７試合に出場し、打率・３０５、２本塁打、１２打点。投手としては、５試合に先発し、２勝０敗、防御率４・２１の成績を残した。

　１軍に定着しているばかりか、しっかりと存在感を示した。「ケガもありましたが、プロに入って少しずつ前進してこられた。今後の方向性もみえてきた」と手応えを口にした。

　今後はファン投票で選ばれた球宴に出場する。この日の試合前には、ブルペンで５０球を投げ込み、１９日の第１戦（札幌ドーム）での中継ぎ登板に備えた。「すごい選手の方ばかりですが、自分の力を出したい」と大谷。規格外ルーキーが球宴でも存在感を見せつける。