「交流戦、ロッテ6-1ヤクルト」(24日、QVC)
思いっきり、腕を振って投げた。カーブ、スライダー、そして内角をえぐる直球。少し荒々しさを醸し出しながら、目の前の壁をぶちこわすがごとく投げた。6回0/3を8安打、1失点。2度の満塁ピンチをしのぎ、七回無死満塁を残して降板したが、ロッテ・藤岡が4月30日以来の勝利を飾った。
「まだヒットの数が多い。しっかりやっていかないといけない」。24日ぶりのプロ4勝目に、反省の言葉を並べた。それでも「ここ2試合は腕が振れず、体が突っ込んでいた。きょうは腕を振れた。スライダー、カーブ、色々使って投げられた」と収穫も口にした。
4月末までの新人3勝は、球団56年ぶりの快挙。だが、5月に先発した2試合は、打ち込まれて勝ち星なし。「変化球が入らないので、真っすぐを狙われていた」‐。
変化球の修正は1つのテーマだった。ブルペンでの球数を増やし、遠征先では自室でDVDを見てフォームをチェックした。初めて直面した壁を、乗り越えようと必死だった。
雨のため中10日で迎えた登板。そして初めてのナイター。さまざまな条件をクリアしてつかんだ勝利は復活のきっかけになる。「1年やったらいいときも悪いときもある。早くいいときに戻したい。映像を見て、どこが悪いか確認していきます」。復調の手応え十分に、次戦は甲子園での阪神戦のマウンドに上がる。
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