「中日3-0阪神」(3日、ナゴド)
単独首位も怒りで吹き飛んだ。中日・高木監督が就任後初の会見拒否。インタビュールームに一度は姿を現したが、待ち受けた報道陣をいちべつすると「今日は何もないよ」とピシャリ。呼び止める声も聞き入れず、足早にロッカーに消えていった。
引き分けを挟み今季3度目の5連勝。貯金も最多の9に膨らんだ。4番・ブランコに待望の3号ソロが飛び出し、絶不調にあえいでいた和田も4安打と爆発した。左大腿二頭筋挫傷で登録抹消された吉見に代わり先発した雄太も好投でチームの窮地を救ってみせた。
さらにヤクルトの敗戦を受けて4月23日以来の単独首位に浮上した。これだけのプラス材料がありながら突如、貝になった指揮官。帰り際の駐車場でも「もうしゃべりたくないの!!」と制し、マイカーで走り去った。
怒りの原因は、平野三塁コーチにあった。五回。先頭・大島が左前打で出塁。続く荒木にベンチはバスターエンドランのサインを出したが、同コーチが誤ってヒットエンドランを指示。けん制球の合間にサインを出し直したが、今度は荒木が誤ってヒットエンドランを敢行し中飛に倒れた。
ミスがミスを呼ぶ悪循環。ベンチに戻った平野コーチを70歳の将は鬼の形相で一喝。いかなる快勝でも煮えくりかえったはらわたは鎮まらない。高木監督が勝負師の素顔を見せた。
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