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岡田監督「どうしてええんか分からん」

 黙とうするオリックス・岡田彰布監督(中央左)、西名球団社長(中央右)らオリックスナイン=宮古島
 黙とうするオリックス・岡田彰布監督(中央左)、西名球団社長(中央右)らオリックスナイン=宮古島

 オリックス・小瀬浩之外野手の転落死から一夜明けた6日、チームは沖縄・宮古島でキャンプ練習を継続した。1、2軍選手全員が集まって黙とうした後に、2時間半の短縮練習を行った。南国の青空の下、静まりかえったグラウンドに打球音だけが響く重苦しい雰囲気となり、岡田彰布監督(52)は「はっきり言うて、どうしてええんか分からんわ。それが本音よ」と力のない声で痛々しく語った。

  ◇  ◇

 ぼんやりと、監督室からナインが引き揚げたグラウンドを見つめながら「うん」。小さくうなずいた岡田監督が、報道陣の取材に応じた。

 この日選手はほとんど口を開くことはなかったが、指揮官は練習に関する質問から丁寧に応じた。しかし、声にはいつもの力、張りがない。「はっきり言うて、どうしてええんか分からんわ…それが本音よ」。強がることなく、らしくなく、辛そうにこう漏らした。

 午前10時半、1軍球場に1、2軍全員が集まった。選手は“1人”減った64人に…。ユニホームの袖には喪章、バックスクリーン上には半旗が掲げられ、外野で円陣を組んで1分間黙とうした。

 その後、2時間半の全体練習。予定どおり中山、延江ら6投手の打撃投手登板も行われたが…静まりかえるグラウンド。田口を中心ににぎやかに声を張り上げていた前クールから一変した。

 「そら(ショック)強いよ。ワイワイ声出してはやれんしな」

 前倒しで1軍合流したカブレラ、ラロッカが気を利かせてナインに声をかけた。皆でバットを振り、ボールを投げることで、練習が終わる時間には、若干活気も戻った。

 「まあな。(沈痛だった)10時半に比べたら12時半のほうが、まだマシよ…。けど、そら難しいわ」。チームが受けた衝撃は大きく、すぐに和らぐものではない。「どっかで切り替えんとアカンねんけどな…。まず普通のキャンプに戻さんと…」。だが、それはいつになるのか。「どういう対応してええんか、オレらだけやなく、フロントかて分からんと思うよ」。

 とりあえず7日も引き続き、短縮練習を行うが、その後は未定だ。「戦力どうこういう問題やないしな。ケガなんか小さい話やで。亡くなってるわけやからな。寝たかどうかも覚えてないわ」。 こう言って会見を切り上げた。通路を歩きながら「もう、(選手)みんな帰ったんかあ…」。小さくつぶやき、球場を後にした。

(2010年2月6日)





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